MacOS Tips

OS XでWebDAV&CGI&PHP&SSL


 

ターミナル

/アプリケーション/ユーティリティ/ターミナル

ターミナルを起動しよう。
「ユーザー名%」と表示され、半角スペース開いたところでカーソルが待機状態になる。rootユーザーで操作を行うため「sudo」と入力し、使用するエディタ「pico」.「httpd.conf」までのパスを入力する。

[localhost:~] ユーザー名% sudo pico /etc/httpd/httpd.conf

リターンキーを押すとパスワードを要求されるので、そのままユーザーパスワードを打ち込と(パスワードは表示されない)picoが起動されhttpd.confの内容が展開される。

Apache起動時のモジュール読み込み設定

まず、235〜240行目辺りに並んでいる
#LoadModule dav_module libexec/httpd/libdav.so
#LoadModule ssl_module libexec/httpd/libssl.so
#LoadModule perl_module libexec/httpd/libperl.so
#LoadModule php4_module libexec/httpd/libphp4.so
行の先頭の「#」をそれぞれ削除する。
LoadModule dav_module libexec/httpd/libdav.so
LoadModule ssl_module libexec/httpd/libssl.so
LoadModule perl_module libexec/httpd/libperl.so
LoadModule php4_module libexec/httpd/libphp4.so
さらに下の行へ移動する。
#AddModule mod_dav.c
#AddModule mod_ssl.c
#AddModule mod_perl.c
#AddModule mod_php4.c
これらも同様に先頭の「#」を外す。
AddModule mod_dav.c
AddModule mod_ssl.c
AddModule mod_perl.c
AddModule mod_php4.c
ここまでは全て並んでいる。

CGI・SSLの設定

以下の行を捜して下さい。
AddType application/x-tar.tgz 
その下にある
#AddHandler cgi-script .cgi


#AddType text/html .shtml
#AddHandler server-parsed .shtml
の先頭についてる「#」も削除。
AddHandler cgi-script .cgi


AddType text/html .shtml
AddHandler server-parsed .shtml

PHPの設定

そのままだとindex.php まで指定しないとファイルを読んでくれない。
ディレクトリまでの指定だけで index.php を読むよう、以下の場所に index.php を追記する。
<IfModule mod_dir.c>
 DirectoryIndex index.html
</IfModule>
これを
<IfModule mod_dir.c>
 DirectoryIndex index.html index.php
</IfModule>
とする。

以下の項目はOS X10.3では追加されています。
それ以前のバージョンで記載されていなければ追記して下さい。

PHP拡張子の「.php」と「.phps」というファイル拡張子を認識するよう、Apacheに登録する。

854 行目辺りに
AddType application/x-httpd-php .php
AddType application/x-httpd-php-source .phps
と追記。

WebDAVの設定

通常のテキストエディタで編集する時は改行コードを LF にしないと正常に動作しません。





う〜んと・・・・ここでツマズイテしまったッス「WebDAVの設定」はしばしオアヅケ!

システム環境設定

/アプリケーション/システム環境設定

最後にApacheを再起動します。

システム環境設定を立ち上げて、インターネットとネットワーク「共有」の中のプロパティ「サービス」を選択する。

この中の「パーソナルWeb共有」がApacheサーバのOn・Offを行うMac用のGUI。
チェックボックスか右のボタンでApacheを再起動しよう。

念のためMac本体を再起動して完了。

2003.12.16
参考書籍


MacOSX UNIX的徹底活用講座


MacOS Xターミナルコマンド
ポケットリファレンス
参考サイト
WebDAV Resources JP
http://webdav.todo.gr.jp/

日本 Samba ユーザ会
http://www.samba.gr.jp/
NOTE
sudo
スーパーユーザー(root)権限でのコマンド実行が可能。ユーザープロンプトのあとに打ち込むことで、root権限で操作できる。

pico
ターミナルで動作するエディタ。
この他にも「vi」などがあるが、
「pico」「vi」共に日本語の扱いが苦手なため、主に設定ファイルの変更等に使う。

Apache


注意
  • 「%」 はプロンプトを表しています。実際の画面では入力の必要はありません。
  • 各コマンドを入力した後は、リターンキーを押すことにより、入力したコマンドが実行されます。
  • 画面をよく見ると分かりますが、コマンドとコマンドの間は半角スペースで区切られています。入力の際は注意して下さい。
動作環境

PowerMac G4
Dual450MHz AGP
メモリ:768MB
HD:20G (System)
HD:30G×2 (RAID)
OS:10.3.1 Panther